日記「どんくさTIMES」

つい先日、「側溝があるな」と認識しているにも関わらず、側溝に落ちました。どうして・・・。

図にしても、どうして・・・という印象が拭いとれませんね、どうして・・・。

自分の認識というのは時として信用できないものですね(ただたんに鈍臭いだけとも言う)。



斜線を引き続けて、ついに原稿のアナログ部分が終わりました!おれはやったぞ。

今回は限られた場所でのお話なので、いつもの混沌建物群は少ないですが代わりに、暗がりのシーンが多いので背景がとにかく斜線ばかりです。くどいけど仕方ない。

早ければ来週中には公開ができると思います。どうぞお楽しみに!お楽しめる内容かどうかはわからないですが!


白帝社「司馬光とその時代」木田知生を読了しました。司馬光に対して、旧法派の領袖・資治通鑑の作者という知識しかなく、「なんとなく堅物だなあ」というイメージがありました。読んだ結果、あまりイメージは覆らなかったですが、人物像に深みが増したと思いました。司馬光が持っていた信念や政治に対する考え、同時に、表題にあるとおり、彼の生きた北宋の時代状況について、解りやすく知ることができたと思います。

司馬光の本なので当然ですが新法に対する批判的な視点が多く、前に王安石の本を読んでいた身なので、「ま、そういう考え方もあるよネ・・・」とやや斜に構えた宦官みたいなポーズになってました。それから、頭の中で以前の知識が繋がっていくような感じがとても面白かったです。

人物名の把握が途中で難しくなってきたので過去に購入した北宋の同人誌読んでいました。それからは、おもむろに「面白ッ」ってなりはじめましたね、その時代が好きな人が描いた同人誌ってやっぱり素晴らしいと思います。パッション・・・。

イメージは特に変わらないので、過去デザインから特に変更なしという感じです。(でも過去の漫画はなかったことにしたいほどキャラクターが薄・・・贖罪のため北宋あたりは描き直そうかなと思うくらい・・・)司馬光と王安石、性格の違う頑固者という感じがあります。でも、歴史を学ぶことが大事!人材育成や教育が大事!という司馬光の姿勢は、王安石の「先の聖人のみを手本とすべき」というのと似てるような気もしますね。

北宋つながりで今週はミネルヴァ書房「朱子学入門」垣内景子を読んでいます。朱子学の祖・朱熹は司馬光の時代の学者・程頤に大きく影響されたそうです。

入門だけに、解らないなりにも何とかついていくことのできる内容です。成り立ちの中で、仏教に対抗するための儒学、というのに興味が惹かれましたね。それから、前回、陽明学を伝習録からあたってさっぱりワカラン!となっていたんですが、そりゃ当然だという気持ちなりましたね。陽明学の考え方は朱子学から出発してるので・・・朱子学が知ってることが前提だから、それはそう・・・。思想・哲学にあたるときは素直に入門書からあたるのがよいですよ(当たり前戴宗)


なにやら住んでる社会に淀んだ空気を感じ候。ずっと感じてはいますが。

日々の暮らしを押しつぶすような軍拡に賛成はできないですよ。外交努力による平和的解決は理想論だろうけど、それに近づこうとする姿勢が大事なのではないのですかね。今はただ、戦争をしない国であることを望むばかりです。

平和を祈りつつ、今日はこんなところで。ではまた〜。