日記「あらたに・じみちに・ながながと」

サイトのTOP画像ABOUTを更新しました。

ここ最近ABOUTのサイト/自己紹介がちょくちょく変更していたので、傍から見ると情緒不安定か?みたいな感じになっていましたが、これで一段落です。ようやくTOP画像をイラストに差し替えました(この時に描いたものです)。自創作世界観を表すのに丁度いいかなと思いました。とはいえ前の画像はABOUT内に残してます、心の原風景みたいなものなので・・・台湾の九フンで撮影した写真を加工したものでした。

そして、サーチエンジン「ECHOES.」さんに登録しました。サイトのデザインとコンセプトがとても良いな・・・と感じましたので、ドウゾコンゴトモヨロシク・・・。

やると言って随分先延ばしにしていたことを少しずつ解消していくつもりなので、次は通販再開に向けて動いていく予定です。22日の関西コミティア後にはできるように準備します。

 

とりあえず近況のお絵かきです。

創作擬人化人外のマダコさん。どことなく疲れ気味の感じ。

原稿終わったら気が抜けたのか暫く絵を描いていなかったので、とりあえずペンが赴くままに描いたというタイプの絵です。加工はデジタル。

実際描いてた私が疲れているというのもありました(滅びよ2週連続の土曜日出勤…)。

創作擬人化人外のマダラカマドウマ(便宜屋)。マータンという名前はあるけどあまり呼ばれない。基本的に黒珊瑚鎮世界って名前呼ばないことが多いですね、特に理由はありません…。

なんか絵柄がヌルっとした風なのは多分手塚治虫作品を最近読んでるからというのがあると思います。影響受けやすいんですね…。

 

ブログを書くのが2週間か1週間に1度になるので時勢話題的にはやや遅くなるのですが、注視していたインボイス制度がはじまってしまいました(げんなりだよ・・・)。遅すぎるからといって何もしないのも個人的には嫌だったので署名には参加しました。SNSではないので拡散力はないですがリンクを貼っておきます→署名の主催団体「STOP!インボイス」のHP https://stopinvoice.org/

社会を動かす為にはあきらめずに地道にやるしかないあきらめずに・・・と思っています。

あと9月後半にテレビでフリーランスの働き手が増えているという報道を見たのですが10月からはじまるインボイス制度についてはまったくふれていなかったのはフェアじゃないなと思いました。

 

ここ最近の読書はずっと岩波書店「論語」でした。2週間くらいかけて、ようやく先日読み終わりました。個人的に「論語」を読むのは修行・・・というと言い過ぎなんですけど、そういう行為に似てます。というのも、先日のブログにも書いた堀之内出版「資本主義リアリズム」マーク・フィシャーが読むのが楽しすぎて、案の定理解を深める前に読み終わり2周目に突入してしまいました。ただ面白くて読みやすい文章ずっと読んでると、あまり関心のない文章を全部読み通すのがしんどくなってしまいますので、「論語」でいったん頭を引き締める感じです。まるで「論語」が面白くないみたいな言い方ですけど、だってあれは延々と説教されるようなものじゃないですか(孔子に怒られるぞ)。とはいえ孔子と弟子のやりとりは面白いところはあるし、子曰く・・・の言葉は現代とは価値観が違いますが自分の心を省み・整えるはたらきもありますね、仕事で苛々していた時期が重なっていたので丁度良かったです。最終的に残るのは「論語だなぁ・・・」という感想にはなりますが。あと中島敦「弟子」を読みたくなりますね。

過去、創作中国史のジャンルで諸子百家の漫画も書きましたが、いま描くと子貢はスマホ駆使人間にしそうだなと思いました。

 

手塚治虫「火の鳥・黎明編」を読みました。やっぱり天才なんだな手塚治虫・・・と相変わらず漫画の巧さに唸る感想でした。「黎明編」は歴史と神話の解釈が面白いと思いました。諸星大二郎の妖怪ハンターとか大塚英志の偽史三部作とか好きなので楽しめましたね。

これまで3編読んできましたが、「生命の平等さ」と同時に「権力の恐怖・無惨さ」「立場の反転」といったテーマとして通底しているような印象がありますね。土着の宗教・神秘的なものについて、「太陽編」では迫害され失われるものと描いていたの対して「黎明編」では理不尽を引き起こすものになっており、その違いというのは「権力の有無である」というのが描かれているため作品の方向性にブレがあるとは感じませんでした。属性がなんであれ権力者が権力欲にとりつかれると無惨さに直走る・・・。作者の一貫した姿勢に感服するのでした。やっぱり天才(以下略)

終盤でメインキャラクターの祖国を滅ぼした国の住民が「わたしたちが赤ん坊まで根絶やしにするような惨いことをするはずない」って言うんですけど、権力の暴走に気づかないままでいると知らないうちに加害行為に荷担させられるしそのツケは人民に回ってくる・・・というメッセージにも受け取れ、現代にも通用するし一番考えさせられるシーンだなと思いました。

面白いとは思うと同時に、めっちゃ辛いな・・・いやこれめっちゃ辛いな・・・と思いましたね、いやもう辛いです。

「火の鳥」の終わりって空しさというか虚無に包まれることがたいがいなんですけど、「黎明編」はなんかもう辛いです。なにが辛いってそりゃあんたナギですよ。火の鳥を手にしようとする者たちはみな破滅に向かうっていう筋はわかるんですけど、ナギも機会があったにも関わらず結局最後まで欲を捨てきれなかったのでわかるんですけど、でもナギが死ぬのは辛すぎでは!?火の鳥は辛辣すぎでは!!???ていうか火の鳥を求めたグズリは生きてるでは!!!???国を滅ぼされ村人全員殺され家族であった姉もいなくなり自身は奴隷になりという境遇の中で何が何でも生きながらえてやるという精神になるのは必然と思うんですが、それは生きるという意思とは違うんですか火の鳥・・・違う?はいそうですか・・・。まあ、姉は生きていたし、奴隷になったとはいってもサルタヒコとは最終的に親子のような絆を得たわけだから完全に不幸どん詰まりというわけではないのですが・・・でもやっぱり辛(以下略)ナギの陰鬱にならないキャラクターは好意的な感情を寄せてしまうんですよね・・・。最終的に自国を滅ぼした国が他国に攻め滅ぼされそうとしているときに「誰だろうが彼だろうが・・・赤ん坊までみな殺しにするようなやつはおれにとってみんな仇なんだ!」と言って防衛戦に加わるのは彼も成長したんだと思うんですよ(でも鳥的にはNG)。

あと、「産めよ増やせよ地に満ちよ」な思想が最適解みたいになるのはあまり好きでないです・・・異性愛恋愛至上主義が嫌・・・なんで・・・。それはまあ「火の鳥」は生命の話だから生殖に関わることも外せないから仕方ないですし、漫画の時代設定からしてもそういう思想というのはあるのでしょうが、敗北したけどもその思想に依って生き続けたヒナク・ウズメ、いっぽう「女」王であったヒミコが理不尽で愚かで果ては破滅をする描かれ方をするのはなんかちょっと作者の女性観・・・なってしまいますね。それもまた時代とは思いますが・・・。(ヒミコは「性別がどのようであれ権力欲にとりつかれた者の酷さ」としても捉えてはいます)。

ナギ辛すぎて思わずファンアート。ここは半世紀前ぐらいの漫画の展開についてもんどりをうちまくるサイトです。辛い辛い言いながらもこれまでの感想の中で一番長くなったから一番好きなのかもしれないですね黎明編・・・。

引き続き「火の鳥」は読んでいきます。わかんねー鳥・・・って思いながら読みます。

 

漫画などの感想は別個で記事あげたほうがいいと思いますが、個人的には雑多なことをだらだら書くの好きなので基本的にはこのままです。ご了承ください。まあでもいつか好きな映画10選みたいな記事はやりたいですね・・・(予定は未定です)

 

今楽しみにしているアニメ作品「The Amazing Digital Circus」

YouTubeで音楽アレンジやアニメーションが好きだな~と思っていたクリエイター・Gooseworx氏が手がけているようで、人外のキャラクターデザインや音楽がとても良いです。PVを見るに「ポピーザぱフォーマー」や「グレゴリーホラーショー」みたいな感じなんでしょうか。何にせよ楽しみです(英語理解できるかはさておいて)。

RAGATHAさんとZOOBLEさんが好きな感じです。

 

それじゃこんなところで。コミティア近し、生きましょう~。