日記「普通の末」

海洋生物擬人化人外。死体屋のオオナミカザリダマ。黒珊瑚鎮シリーズ「王さんのお墓」でちょっと出てきました。作中ではヤな役回りになってしまいましたが、基本的(黒珊瑚鎮準)には普通の方です。

黒珊瑚鎮シリーズは作品の書き方上、絶対的な悪役存在というのはないです。人間は嫌な役割をよくやってもらうだけで人間が悪というわけではないんです、一応。基本姿勢が驕るな人類なので、そうなりがちです。驕るな人類。

そういえば、エラブウミヘビのリーハイはデザイン当初は悪の女幹部的イメージで描いたのですが、実際漫画での中で動かしてみるそんなことはなかったですね…。むしろ善蛇。

 

中公新書「ゾウの時間 ネズミの時間」本川達雄を読んでいました。困ったときの本川先生!という感じがありつつ、創作において「時間」について知識を深めたかったというのもあります。(「時間」に関していうと、木村 敏先生の著作とかも読まないといけないですね…。)

肝心の「時間」のことについては数式がたくさん出てきて理解が三分の一も及ばないんですけど、動物サイズによって変わる体の構造・個体数・エネルギー量については楽しく読めました。「なぜ車輪型動物がいないのか」という章を読みながらエッシャーのでんぐりでんぐりに思いを馳せていました。

で…現代の日本人が生きる上で必要なエネルギー量(食糧だけでなく電気なども含む)がゾウのサイズと同じということが書いてあって、色々思ってしまいますね…そう、驕るな人類とか…。この本の初版が1990年代なので今はそれより高くなっているでしょうねぇ。

生物によってかわる時間、人間はどう生きるか的な提起…なんか丁度いま読んでいる手塚治虫「火の鳥」シリーズのテーマ性ともリンクしていて、なんか面白かったですね。

 

そして、「火の鳥」シリーズは、「復活編」と「羽衣編」を読みました。また感想は(長くなりそうなので)おいおい書いていきたいと思います。

「復活編」もアニメがあったので、読んだ後で視聴しました。アニメ版復活編、ダイジェストではなくほとんど翻案作品になってたなと思いましたが、結構イイ味わいがあったと思います。チヒロさんがつよい。あとランプの声が広瀬氏でカン・ユー大尉!!!!!ってなったし役回りも完全にカン・ユー大尉!!!!!でした、ボトムズごころに響きますな…

そして「黎明編」買えました。やっぱり「黎明編」が好き…。改めて読み返すと最初に読んだ時と違う側面から面白さが見えてきました。でもナギはつらい。

 

この間買ったゲーム「MIDNIGHT SUBWAY」を遊びました。だいたい2時間半で一周できました。

キャラクターの可愛さとPVの雰囲気を思い描いて始めたら、けっこう怖がらせにくる系でした。私はビビりだからかなり怖がったのですが、ホラー慣れしている方はそうでもないかもですが…。追われるシチュエーションが多いので、(ほぼ一本道だけど)イヤ~~~~!!!っとなりました…。そして死に音が爆音で心臓に悪い!あとゲーム内ゲームが一番早く終わりたかった…。

ストーリー中、言葉による説明がないので日本語訳はあるけどなくても良いような気もしました。一週目ENDが「悪い末」だったので…(末っちゃ末だけどの感)

操作性がよくないけれど、謎解きやパズルはそこまで難しくなかった(総当たりでも何とか…)ので、違う末(END)を求めて頑張ります。

 

これ以上ゲーム買わないぞ!!!と思ってたけど、今は「Blasphemous(ブラスフェマス)」が気になっています。

とんがり帽子鎧マスクの無口主人公、多分好きの感が強い…。

しかしできる気はあんまりしていないです。ごり押し無理そうだな…。

 

ではでは、それではまた。